Accessの魅力について語る予定です。    ほんの少しだけ語っています。
 2001.06 tsuchiya
Accessの魅力は、ちょっと勉強するだけで、すぐプログラミングの真似事が出来ることでしょう。
Accessは超初心者から上級者まで、その熟練度に応じてかなり満足できるアプリケーションです。
私は、客観的にみてまだ初心者の域を脱していない位のスキルしかありませんが、
ある程度満足出来るデータベースソフトがいくつか作れました。
ソフトといってもAccess母体の強力な機能があってこそであり、そんなに難しいことではありません。
Accessを持っているがあまり使っていない方は、是非!活用してください。

  Accessの魅力 

1.mdbの単一ファイルである。管理が楽!

Accessのファイルの拡張子はmdbですが、その内部にはテーブル、フォームなどの各種オブジェクトを含み、一つのファイルになります。
兄貴分のVB(Visual Basic)と比較してみます。
VBはまず、プロジェクトなくしては始まりません。
そして各種オブジェクトを作成保存します。作成したオブジェクトはすべて別ファイルになります。
テーブルオブジェクトはアクセスmdbやオラクルのテーブルなどが必要になります。
Accessの簡単なファイルでもVBでは十数個のファイルになります。
VBもコンパイルすれば単一ファイルになりますが、コンパイルしたファイルは修正が効きません。
開発環境でファイルの管理が雑多になります。
勿論、VBはスピード、汎用性、ファイルサイズなどでAccessより優れますが、スタンドアロンの
データベースソフトに限定すれば、Accessが総合力で上回ると思います。
ただし、配布先にAccessがインストールされているという前提があります。
(資金に余裕があればAccessのランタイム版もあります。)
自分自身だけで使うのであればその限りではありませんが・・

2.スキルに応じてプログラミング方法がいろいろある。

テーブルの設計が出来上がっていれば、データアクセスの手法がいろいろ提供されています。
Accessのウイザード機能を使う。簡単に連結フォームが作成される。
現実にはウイザードで作った画面はそのまま使えるほど立派なものではありませんが、初歩のデータベースを理解する上で貴重です。
少し慣れてくるとフォームにテキストボックスを乗せ各プロパティを変更して動作を確認します。
試行錯誤してプロパティの意味が少しづつ理解できてきます。
フォームに乗せる標準のオブジェクト(コントロール)だけでも多数のプロパティがありそのすべてを覚えるのは容易ではありません。
すべてを覚える必要もありませんが・・
サブフォームがうまく動作するようになると、Accessからしばらく離れられなくなることでしょう。

クエリーのウィンドウはビジュアルで解りやすいものが採用されています。
抽出条件、並び順 など指定しますが、次の段階でアクションクエリーを覚え、ユニオンクエリー
なんて洒落たものまであります。
クエリーオブジェクトは実体がSQLの文字列であることに気づいたときには目から鱗が落ちることでしょう。

マクロはAccessのメニューを自動実行可能にします。
フォームを開く、閉じる、レコードを移動する、保存する、など一通りのことができます。
マクロを使えばデータベースソフトの見栄えがよくなり、使い勝手も向上します。

でもさらに欲が出てきます。マクロで、できないことを実現したくなります。
VBAの登場です。

Accessの魅力は、これらのプロセスにあるのかもしれません。

3.オブジェクト名などに日本語(2バイト文字)が使える。 日本人ですから!

オブジェクト名、関数名に日本語独特の漢字やひらがな、カタカナが使えます。
プロパティシートのプロパティ名が日本語で表示される。(VBAで参照、変更は英語になります。)
プロパティは慣れてくると英語表記の方が解り易くなります。

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