プロパティ名 | 設定値 | 対象コントロール | |
定型入力 | InputMask | 文字列式 | Text,Combo |
InputMask/定型入力 プロパティ データの入力を簡単にしたり、テキスト ボックス コントロールにユーザーが入力できる値を制限したりします。たとえば、[電話番号] フィールドに定型入力を作成すると、電話番号の入力方法を (___) ___-____ のように正確に示すことができます。多くの場合、定型入力ウィザードを使用すると、プロパティを簡単に設定できます。 設定値には、セミコロン (;) で区切って 1 〜 3 つのセクションを使用できます。
Visual Basic でこのプロパティを設定するには、文字列式を使用します。たとえば、次の使用例では、電話番号を入力するために使用されるテキスト ボックス コントロールの定型入力を指定しています。 Forms!得意先!電話番号.InputMask = "(###)###-####" 定型入力には、特定の文字を使用して、入力を省略できないデータ (たとえば電話番号の市外局番) や、任意に入力するデータ (たとえば内線番号) を指定できます。特定の文字とは、定型入力の各文字に対して入力するデータの種類、たとえば数値や文字を指定します。 定型入力を指定するには、次の文字を使用します。これらの文字のうち、"@" の付いているものは、全角文字の日本語に関する定型入力を指定します。これらの文字が指定されている部分を入力するときには、自動的に IME がオンになります。また、入力する文字の種類が限定されている場合は、入力モードも自動的に切り替わります。 InputMask/定型入力 プロパティの設定値として "Password" という単語を指定すると、パスワード入力用のコントロールが作成されます。コントロールに入力した文字は、そのとおりの文字として保存されますが、アスタリスク (*) で表示されます。パスワード定型入力を使用すると、入力した文字が画面に表示されないようにできます。 コントロールの InputMask/定型入力 プロパティは、コントロールのプロパティ シートで設定できます。テーブルのフィールドの InputMask/定型入力 プロパティは、テーブルのデザイン ビュー (のフィールド プロパティ セクション) またはクエリ ウィンドウのデザイン ビュー (のフィールド プロパティのプロパティ シート) で設定できます。 いずれの場合もマクロまたは Visual Basic でも設定できます。 解説 定型入力が定義されているフィールドにデータを入力すると、データは常に上書きモードで入力されます。BackSpace キーを使用して文字を削除すると、文字は空白に置き換えられます。 定型入力が定義されているフィールドからクリップボードにテキストを移動すると、リテラル文字列がデータと共に保存されるように指定していない場合でも、リテラル文字列はコピーされます。 定型入力が適用されるのは、コントロールまたはコンボ ボックスに文字を直接入力した場合だけです。データをインポートするとき、アクション クエリを実行するとき、あるいは Visual Basic を使用して、コントロールの Text プロパティ プロパティを設定するか、または SetValue/値の代入 アクションを使用してマクロで文字を入力するときには、定型入力は無視されます。 定型入力を定義したフィールドに対して、"Format/書式" プロパティを設定した場合、データを表示するときには Format/書式 プロパティの方が優先します。つまり、定型入力をデータと共に保存しても、データの書式を指定していると表示するときには、定型入力は無視されます。この場合、基になるテーブルのデータが変更されるわけではなく、データの表示方法だけが変更されます。 (MS Access Help より抜粋) |
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