30000アクセスメモリアルコンテンツ  2004.01.18作成中

ウキ釣り

ウキ釣りは面白い。ウキの消しこむ瞬間はなんとも言えないものです。これほど広範囲を探れる釣り方もありません。ところが魚は底近辺、テトラ、へチ、岩場等の障害物回りに居ることが多いです。ウキ釣りは主に中層を狙う釣り方です。そこでマキエなどをして魚を浮かせて釣る訳です。
さてさて、私は夜に釣ります。夜ならば餌を求めて魚は浮いてきます。そこを狙い撃ちしているのです。夜釣り中心の解説ですが何かのお役に立てば幸いです。


左図は軽いウキをイメージしています。竿は磯1、2号、5m前後、リールは道糸2〜3号が150mほど巻ける小型のスピニングリールです。ウキは10g前後、浅場の釣りではウキ下に錘を付けません。ハリスは対象魚により変わりますが、1〜3号を1m前後付けます。図は固定仕掛けですが深ダナであれば遊動仕掛けにする必要があります。

右図はコマセ籠付き仕掛けのイメージです。ウキ下が重くなりますので浮力の大きいウキが必要です。それに伴い竿は磯3号前後が必要でしょう。

 

 

   ウキの三大性能
@余浮力・・・与浮力、残浮力とも呼ばれます。適度に残した浮力が喰いを良くします。
A飛距離・・・ずばりウキそのものの重量で決まります。小型でどっしり重いものが飛距離が出ます。
B視認性・・・ウキの形状が問われます。水平方向では棒ウキ、垂直方向では円錐ウキが有利です。
   ウキの役割
@ツケエを遠くへ投げる
ウキ自体が錘の役割を担います。重いウキほど遠投可能になりますがウキに合わせてタックルも変わります。10g前後のウキであれば1〜2号竿で充分です。約30m飛ばせます。
Aツケエを吊り下げ、層を保持する
離れたポイントで中層にツケエを漂わせることが可能。これはウキ釣りのみです。底取りをすれば底すれすれを釣ることも可能です。タナは竿の長さまで固定ウキ仕掛け(道糸にウキを固定)にすることが出来ます。現実には5mの固定仕掛けを振り込む技術は難しく3mが限界かと思われます。これ以上の深ダナの場合は遊動ウキ仕掛けになります。
B魚信を視覚化する
他の釣りは穂先にアタリが出ますが、ウキはその物がアタリを知らせます。アタリの出方も様々です。これがウキ釣りの醍醐味でもあります。
C潮の方向、速度を知る、ツケエをポイントへ運ぶ
潮の流れを利用します。特にマキエをする場合、重要です。
Dツケエの有無を知らせる
高感度の長い棒ウキでは可能でしょうが一般的にはわかりません。
Eツケエを浮かせたり沈めたりする
糸を張ると浅ダナになる。糸ふけを出すと仕掛けが垂直に馴染みます。実際は風、潮流の加減で仕掛けが真直ぐに馴染むことは希です。浮かせたり沈めたりが誘いになり喰いを良くすることもあります。

 

   ウキの選択の目安

狙うポイント(距離と深さ)による適正なウキのサイズ、余浮力を表にしてみました。
ここでは円錐ウキを例にしてみました。ポイントが遠くなるほど視認性が悪くなるため大きなウキが必要です。
また深くなるほど仕掛けを馴染ますためにウキ下に錘を付けなければなりません。そのため大きな余浮力が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錘の換算表・・・何かと便利なので何度も出てきます

 

   マイタックルです

ポイントまでの距離を30mまでとして比較的浅場での夜釣りを想定してタックルを選んでみました。現在のお気に入りです。

電気ウキ 余浮力3B程度の円錐ウキ等、重量10g前後
竿 磯1号、長さ5m、重量155g
リール 道糸2号150mを巻いた小型のスピニング、重量280g
ハリス 1、1.5、2号
ハリ チヌ、セイゴ、メバル等

電気ウキは?

富士灯器製1号棒ウキですが、余浮力3Bほどにチューンしてあります。遠投性、視認性を兼ね備えます。軽く30m飛んではっきりアタリが捕らえられます。スズキ、フッコ釣りに大活躍です。リチウム電池BR4351本で15時間と長寿命です。磯2号とジャストマッチです。電池込みで約13gです。 竿一本の範囲で使用します。余浮力はG2と極めて高感度です。光源はケミホタル25を使います。フカセ竿とのマッチングが良いかと思いますが、実績はありません。重さは2,3gでは?

松下電池工業株式会社製高感度中通しウキです。左からB、3B、6Bです。B、3Bは同サイズで内臓錘の重量が変わります。6Bは内臓錘を大きくして3Bほどになっています。遠めのポイントでスズキ狙いに適しています。B、3Bはメバル釣りに使っています。この中ではBがお気に入りです。重さは下記スペックの通り10gほどです。 0.5〜2号の棒ウキです。左側3本は飛距離15mが限界ですが、高感度です。いずれも半田で余浮力調整がなされ自立ウキになっています。一番右のウキはサビキ仕掛け用に使っています。各ウキの重量は約5、7、7、13、6gです。

 

以下は松下の電気ウキのスペックを抜粋したものです。大きさは3種類、そのそれぞれに余浮力設定があり計7個のラインアップがあります。
夜釣り用ではありますが、上部も見やすいカラーで昼間でも充分使えます。

高感度中通しウキ 松下電池工業株式会社発売 2002年2月
品番 ---BF-8701〜 BF-8707
希望小売価格--- 各1,300円(税別)
使用電池--- リチウム電池BR425 2個(1個のみでの使用も可能)
電池寿命--- 連続約8時間(1個使用時:約5時間)
光源--- 高輝度発光ダイオード(2mmチップ型)×2
明視距離--- 約70m(1個使用時:約60m)
●余浮力小さい、高感度の中通しウキ。
●電池1本でも、2本でも使える回路設計。

 

 

 


   スズキ夜釣り
ホームグラウンド浦安境川には、よく通いました。仕掛けも色々試しました。右図は現在の仕掛けです。ありふれたものですが、少し解説を加えてみます。道糸は最近3号から2号に変えました。2号から3号が適当でしょう。竿は磯竿1号から2号程度が丁度良い引き味です。小物からスズキまで楽しめます。なおフッコサイズ以上はこのタックルでは抜き上げられません。4m前後のタモが必要です。リールはDAIWAでは2000、2500番、シマノなら2500、3000番が使いやすいです。
赤い部分はウキ止め糸です。綿糸で念のため二箇所巻いておきます。その下ににビーズを通します。(これらは遊動ウキ仕掛けのため必要です。もちろん固定ウキでも構いません。)
ウキはナショナル昼夜兼用円錐ウキBF8704です。日没前でも見やすいので最近はこれを 主に使っています。
ただ余浮力が大きいため、ウキ内部の芯にハンダを10cmほど巻いています。余浮力が小さいタイプもラインアップされています。棒ウキでも出来ますが、飛距離が出ませんのでポイントが限られます。足元で釣れる場所なら棒ウキでも構いません。
クッションは釣研のからまん棒です。アクセサリーとしては高価ですが、使用感、スタイルともバッチリです。ハリスは2号以上4号まで使います。1.5号ではハリスの途中で切られることが度々ありました。鈎はチヌ2号から5号ぐらい、セイゴ鈎を使うときもあります。ビッグサイズを狙うなら餌は太いアオイソメの房掛けがいいでしょう。餌の量に合わせて鈎の大きさを選んでください。ウキ下が50cmから1mを狙うため、ウキ下にガン玉などのオモリは使いません。

さて、皆様も私と一緒にスズキを狙ってみませんか?
 

        
竿 DAIWA 磯風 2号 4.5m
リール DAIWA FREAMS 2000 ライン 2号
上からウキ止め糸、ビーズ
ウキ ナショナル円錐ウキ(6B)BF8704(改)
または釣研(3B)  リチウム電池 BR425X2
クッション 
釣研のからまん棒
サルカンまたは直結び 



ハリス2号 50cm前後 鈎 チヌ3号
 

 

 

イラストの一部はこちらから戴いています。

お聴きの曲はヤマハ(株)から提供されたものです。  Copyright(C) YAMAHA CORPORATION. All rights reserved